自然に降りてくる工法や考えによって 起 記 k i k i  

          36    精緻聖地-2

 

 

 

 
 

「2017/ T.Nagaiとのコラボ版画」 A4紙にインジェクト プリント 限定10部 構成制作 by Mitsutaru Sorasima

[版画ーT.Nagai氏の原画の無意識な背景にsorasima.Mの加筆  右が原画]

 
 

 

 アニメ「君の名は。」がヒットして奥飛騨が話題になっている。近くには御嶽や乗鞍もある。そのやや東南に古代飛騨王国を暗示する位山がある。今はスキー場化しており神秘性はないのだが、とにかく一度は見ておくべく取材した。位山を神体とする水無神社みなしじんじゃも訪れてみた。この辺りは高山市街の南あたりで滝も多く、頻繁に出入りしていたが位山は見逃していた。近場といっても滝見が終われば急いで帰らなければ日帰りは難しい。北側には丹生川沿いに円空仏で有名な千光寺が小高い山の上にある。大量の水量で迫力のある「銚子滝」もこの川沿いにある。乗鞍の裾には巨大な「平湯の大滝」がある。高山、下呂は滝の宝庫である。

 今でも天皇の即位には位山のイチイの木で作られた笏しゃく (前で持っている平板)が使われる。すでにそれは次の天皇のために切り出されて用意されているようだ。

 伝説的な古史古伝の飛騨王国の真意は別として、これは何らかの王国伝説との関連が天皇家に今もあることを暗示する。伝説によれば淡山(現 乗鞍岳)の中腹にいた十五代王国王 淡上方あわのうわかたは現在の水無神社の場所まで遷都し、そこから日本各地へと親族を派遣し、日本国を築いたことになっている。これは神武以前の話である。

 水無神社は古神道系の神社で飛騨一宮である。格が高いが平素は人も少なく静まり返っていた。しかし実は名古屋の熱田神宮の三種の神器の一つである「草薙の剣」が戦後直後に一ヶ月ほどここ本殿の地下に疎開しているのである。三種の神器は国体を維持するための霊的に重要なオブジェであるため、昭和天皇は進駐軍からそれらを守る義務を強く感じていたと思われる。その事からもこの宮と天皇家との結び付きが強く感じられる。

 

水無神社みなしじんじゃ正面

 

水無神社内にあるねじの木の古木

 

水無神社みなしじんじゃ縁起

 

水無神社で無意識に撮れていたショット

 

水無神社内全景

 

酉年の絵馬

 

数種類の植物の合体

 

 境内には珍しい古木も有り神体化して祀られている。古代聖域には元々非日常的な鉱物や植物があり、そこに神社が祭られていくので、ここもそういった場所であるのだろう。と、そう言っている内にスマホの仮想通貨のグラフが騒がしくなってきたのだが、私の偏った見方では、それも霊界的な、皆んなの集合無意識的な通貨であるように見えてきて、雪の結晶が初めは空気中の塵をコアとしてそのフォルムを形作るように、ナカモト・サトシ氏のコアに集合したネットチェーンの結晶体に見えてくるのだ。そこでは不出来な結晶も数多く形成されてバランスが保てず落下していくのだ。

 

 

水無神社の変わった獅子

 

 

 

水位山スキー場 正面が位山

位山上空に十字が見える

 

水位山から見た船山

 

 帰りがけに出会った滝は古代道祖神的な神話を纏った滝で、我々の神話は初めからセクシァリズムを秘めた大らかさを中心に置く王国であった

亊をはっきりと示している。思えば世界は生殖を繰り返す集合体であって、神社も仮想通貨もそのシュミレーションにすぎない。と言うわけでどうやら神社と仮想通貨が何となく和合したところでここでの一席としたい。

 

帰途で見かけた滝「夫婦滝」

 

道路沿いの潰れたラーメン屋の隣のポケットパークの奥にあるので見逃していた

 

滝に村の縁結びの伝説があり今も信仰がある

 

 
  つづく  
     

●このページの音楽仕様/音楽生物 [synchronix]

組曲「古代王国」2017