Synchronix Sounds System Live Consert 「乾かない音楽」

ステージ/3

楽曲 [ 自動的に汝の敵を愛せよ ]

by sorasima

   
 
 
 

 
 

「アリス は紅姫 0909」

紙B5に木炭による壁からのデカルコマニー(拓本)に墨

 
     
     

     

     

 

 

 

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 Synchronix Sounds System シンクロニズム・サウンズ・システム のここでのライブコンサートは「そらしま」の現実的な芸術表現方法論の論文でもあり、サンプルでもあるのだが、実は小説「ゆめつなみ」の続編の「小説的まくら」として創られたものでもある。フィクションもノンフィクションも混沌として区別がつかない現代社会において、これはそれほど珍しい方法論ではないだろう。我々が現実だと思って見ているTVのバライティーやニュースも、人工的に巧妙に編集された中間的な現実であり、そして日本の小説文学はそもそも日記から始まっており、歌(詩)に対しての余技的なドキュメント・エンターテイメントだったのだ。古代ヨーロッパに発祥した小説も始まりは大説(形而上的論文)に対する副次的なものとしての小説であった。

 それ以前のインド、エジプトでは小説と言う物はなく、すべてが神話であった。彼らは神話の中を生きており、そこではお話と現実の区別はなされない。これは世界の古代人が人類の集合する共通の無意識を生きていたと言う事なのだ。

 そのような事を踏まえて、このコンサートは自動的に小説へとなだれ込んで行く。

 イラストのタイトルにあるアリスとはルイスキャロルの小説「不思議の国のアリス」であったのだが、小説「ゆめつなぎ」に登場した紅姫にキャラクター・リンクし変換される。

 従って、ここでの楽曲は小説の中での紅姫の作曲に移行され、紅姫は成人して現代音楽のカルッテト「たまおうぎ」を編成している音楽家として小説に登場するのだ。

 紅姫は幼い時に暫く地下の穴蔵で親から離されて純粋培養されていた事があり、そのため人とは違う研ぎすまされた霊感がある事が誰が見ても一目瞭然に分かる雰囲気をオーラ発光させて、無名な作曲家としてアンダーグラウンドに活躍していたのだ。

 ところで、「そらしま」で言う霊感とは無意識を読み取る知性の事であり、「霊界」と使われた場合はそれは人類の共通な無意識の集合体の事で、視覚的妄想とは一切関係がないのであるが、一般に言われるように「霊が見えた」などど言われる事は see、つまり瞬間的理解のことで、「百聞は一見にしかず」的、時間を介さない瞬時の理解の事なのである。

 それは愛と同じと言う事もできる。愛などとは言わなくても、好きになる事は時間を超えた瞬時だからである。愛とは時間的理論を超えて、相手を一瞬で理解する事に他ならない。「そらしま」ではこれを霊感と言っている。

 このような注釈を念頭に置かれ、小説的フィクションへと参入されたい。

 奇しくも時は今(090925)、国連で核被爆国日本の総理大臣と核投下国アメリカ大統領が「核なき世界」の理想を表明した歴史的な日となった。まず理想がなくてはならない。理想無き行動は動物的行動だからだ。動物には理想が無いので、その変化は自然の無意識に明け渡されている。終着は同じところへ行くのかも知れないが、それには膨大な時間がかかるのだろう。人間はせっかちで、そうは待っていられない。資本主義は動物的でありそれは何時か昇華されるべき黒い不燃物だ。共産主義も中央的な知的指導を必ず必要とする知的貴族趣味なのだ。政治思想は我々の心の拡大であり、とにかく我々は心を出来るだけ良心の方へと向けなければならない。それが即、世界へと瞬時にリンクしているのだから。

                                          

 

 

 

 
 

●音楽仕様 / ギターシンセサイザー + BOSS Loop Station

 
 

 

 
 

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